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(2)その他(望ましい将来形態に向かうための必要条件等について)
?車両の面について
車両の面については、仕様の統一化(低価格化)に関するものが31件と最も多く、次いで、法規制の緩和に関するものが18件、人・環境にやさしい車両の開発に関するものが16件、等となっている。

 

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*仕様の統一化(低価格化)に関するもの(31件)
・排出ガス規制またはモデルチェンジ等による車両価格のアップに対応するため、車両仕様を統一して、価格の抑制を図ることが必要である。そのためには、メーカー、ユーザーとも歩み寄り、互いのエゴを極力抑制しなければならない。
・乗合バスの仕様の均一化。
・低価格の車両を制作する。
イニシャルコスト、ランニングコストとも、下げる努力が必要である。路線車両は全国統一仕様とすべきであり、地域性などの特殊要素は、バスユーザーや地方自治体が考えれば良いと思う(但し車両価格が下がるならば)。
・部品共通化。
・メーカー共通の車両造り。例えばフロントとリヤバンパーの取付高の共通と前後互換性有りの製品造り等。
・ワンステップ、ノンステップ車に限らず仕様の標準化による価格の低廉。
・低価格車両の開発。
・低価格での提供。
・コストのダウン。
・ノンステップバス等の人にやさしいバスや低公害バスの導入拡大が求められているが、公営、民営を問わず、バス事業は厳しい財政状況にある。今後更なる効率化が必至の状況の中、高価格なノンステップバスをはじめ人にやさしいバス車両及び低公害バス車両の導入は至難である。これまで何十年かけても仕様の統一、標準化が出来なかったが、各ユーザー及びメーカーが三位一体となって、標準化の実現に向けて取り組む絶好機であると考える。
・メーカーは、過度のユーザー仕様をできませんという位の考えも必要。
・事業者は、真のユーザーは利用者であることを念頭に標準化を進めるべきである。
・車両仕様の統一等、メーカーによる一層のコストダウンを期待する。
・低価格の車両。
・身体障害者等の社会参加や環境問題に対応した車両の低廉化を強く望む。
・メーカー問相互で部品・装置類の統一化。
・価格を低価格にする
・車両の標準化の推進。

 

 

 

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